飯寿し(いずし)は、鰊、ほっけ、紅鮭、ハタハタ、秋刀魚などの新鮮な魚(切り身)と野菜・米を主な材料として、酢と糀で熟成させた発酵食品です。

飯寿しの美味しさを引き出す乳酸菌は、東洋では漬物、味噌、醤油、西洋でもチーズ、ヨーグルトなど、世界の食文化の生みの親ともいわれ、自然から恵まれた最良の調味料です。
この乳酸菌は、人の腸内で有効な活動を助け、老化を防止し、虫歯にもなりにくいと言われています。

その中でも飯寿しは、最高の酒肴、御馳走として、特にお正月料理には欠かせぬ一品となっておりました。
古くから私たちの先達が長年の経験により伝えてくれた郷土料理として、今でも愛され、味覚を楽しませてくれる食品です。